日本マクドナルドホールディングスのサラ・カサノバ社長兼CEO(最高経営責任者)は7月29日、中間決算会見で「チキンマックナゲット」を調達していた中国・上海福喜食品が使用期限切れ鶏肉を使っていた問題の発覚後、売上高が計画比15~20%落ち込んでいることを明らかにした。現状では2014年度下半期の収支見通しが立たないとして、14年度12月期通期決算予想を取り消して「未定」とする異例の措置を取った。期初の見通しでは、売上高は前期比4.0%減の2500億円、営業利益は同1.5%増の117億円としていた。 14年12月期第2四半期(1~6月累計)の業績は悪かった。連結売上高は前年同期比6.7%減の1210億円、営業利益は同50.3%減の35億円。期初に投入した「アメリカンヴィンテージ」シリーズやサッカーW杯関連の期間限定商品が期待外れに終わったためだ。直営店とフランチャイズ店を合わせた全店売上高は2