学習院身体表象の担当ゼミ(批評研究)で、以下のようなレジュメの発表を行いました。 2013.10.2-9 マンガ・アニメーション芸術批評研究(3限) 宮崎駿『風の谷のナウシカ』マンガ版と「読みにくさ」 夏目房之介 ※以下のメモは、今秋提出の当専攻博士課程後期・砂澤雄一の『風の谷のナウシカ』についての博士論文に触発されたものである。 1)『ナウシカ』マンガ版は読みにくいのか? 阿部幸広「究極の、そして最も幸福なアマチュア-マンガ家としての宮崎駿」(「ユリイカ 臨時増刊 宮崎駿の世界」青土社 1997年)をはじめ、『ナウシカ』マンガ版を「読みにくい」とする意見が複数ある。夏目自身は、違和感は多少あるが、それほど読みにくいとは感じていなかったので、少し意外であった。直観的には、宮崎のマンガ観が50年代の読書体験によって形成され、古典的な表現形式を踏襲しているために、現在のマンガ形式になじんだ読
映画「風立ちぬの原作紹介 -漫画「風立ちぬ 妄想カムバック」- 映画「風立ちぬ」は、模型雑誌の月刊モデルグラフィックス(大日本絵画)紙上で、2009年4月から2010年1月まで9回(途中2009年10月は休み)連載された宮崎駿による同名の漫画、「風立ちぬ 妄想カムバック」が原作となっている。 こちらの「風立ちぬ」は、模型雑誌での連載ということもあり、随所に専門的な内容がちりばめられている。また、どちらかというと宮崎駿の個人的趣味といった色合いが強く、ご贔屓の飛行機設計家であるイタリアのジャンニ・カプローニが登場したり、当時の戦闘機に関する様々なうん蓄が盛り込まれている。その為、初心者には意味不明であったり読みにくい部分もある。同様の作品としては、月刊モデルグラフィックス紙上で連載された「飛行艇時代」が後に映画「紅の豚」(1992年・スタジオジブリ作品)となっている。 関連情報 ・映画「風立
【風の谷のナウシカ】ナウシカがiPadらしきものを使っていると話題に / ネットの声「完全にiPadだ」 2012年8月23日 『風の谷のナウシカ』は、1982年に雑誌で漫画の連載がスタート。1984年に長編アニメ映画として公開された。多くの人の心を打ち、世界中で人気だ。 舞台は人類が起こした「最終戦争」で極限まで発達した科学文明が崩壊したのちの世界だ。その世界で自然との共生を模索する少女・ナウシカ。そのナウシカが作品のなかiPadのようなものを使っているとネット上で話題となっている。 ナウシカがiPadらしきものを使っているのは漫画の序盤だ。ガンシップに乗っているナウシカが取り出したのは平たい長方形の物体。 そしてその長方形の物体を使って地図アプリらしきもので場所を確認しているではないか。これはiPadっぽい! しかも指でフリックしているようにも見えるぞ! これにはネットユーザーも 「完
文明人が戦争を繰り返した結果、大気が汚染されて生きていけないレベルまで深刻化 ↓ 大気の汚染を浄化するために、大気を浄化する菌と蟲を精製(腐海) ↓ 腐海が大気を浄化するまでに数千年はかかるため、文明人は大気が浄化されるまで卵となり眠りにつくことを決めた ↓ 全員が眠ってしまうと眠りを覚ます者がいなくなるため、眠る前に人造人間を精製(将来のナウシカ達) ↓ 眠りから覚めた際、人造人間と争いが起こる可能性があるので、人造人間を浄化された大気では生きていけないように作る ↓ 文明人が眠りについてから数百年後、腐海は順調に世界に侵食 人造人間たちは大気を浄化する腐海が自分達にとって毒であるため、敵視する。更に世界で戦争を続ける ← ここが映画 ↓ ナウシカは世界の戦争と関わる内に、自分達が人造人間であり、大気が浄化されるまでの“つなぎ”の存在だと知る ↓ 納得ができないので文明人が眠る場所を探し
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