理研、パニック抑制する細胞を発見 - パニック障害の治療法改善に期待 マイナビニュース 11月22日(土)10時0分配信 理化学研究所(理研)は11月21日、動物が危険を察知したときに、パニック反応を抑えて、冷静かつ適切に危険回避策をとれるようになるために不可欠な脳神経回路を発見したと発表した。 同成果は、理研脳科学総合研究センター発生遺伝子制御研究チームの岡本仁 チームリーダー(脳科学総合研究センター副センター長)、同 天羽龍之介 基礎科学特別研究員らの研究チームによるもの。米科学雑誌「Neuron」12月3日号に掲載される予定だ。 経験の浅いネズミは、天敵であるネコが現れる予感がする場面(猫の首輪の鈴の音が聞こえるなど)に遭遇すると、浅いながらの経験から危険を察知してパニック行動の一種であるすくみ行動を起こしてしまう。一方、経験を積んだネズミは、パニック反応を起こさないで、最も安全