気が付いていないだけで、いや実際は見て見ぬふりをしているところにもヒーローは存在する。今年99歳になるというブルガリアのこのおじいちゃん。家をもたず路上で生活をしている。戦争で聴覚をほとんど失ってしまい、物乞いをしているが、彼を知る人はみな彼を「ブルガリアの聖人」と呼ぶ。 99歳のドブリ・ドブレフおじいさん。第二次大戦で聴覚をほとんど失ってしまった彼は、毎日25kmもの距離を徒歩で移動するのを数十年も続けている。自らが作った質素な服と皮の靴を身につけ、村からブルガリアの首都ソフィア市まで歩き、お金を恵んでもらう日々を過ごしているのだ。 この画像を大きなサイズで見る 物乞いをしているとはいっても自分の為にしているわけではない。ドブレフおじいさんは家を持たず、毎月80ユーロ(約11,000円)の年金で生活をやりくりしている。 この画像を大きなサイズで見る おじいさんは数年かけて集めたお金をすべ