どこから撃たれるのか分からない恐怖、それを武器にたった1人で100人の動きを止めることができるスナイパーを狩り出すのは容易なことではありません。夜中にイヤガラセをしにきた狙撃兵に業を煮やした米軍が、基地中の火力で追い立てているすさまじい瞬間の動画です。 撮影したJames Speed Hensingerは当時、第173空挺旅団に所属していた兵士。 基地の裏山から、夜ごと北ベトナムのゲリラが嫌がらせの射撃をしてくるため、ある晩「お返しをしてやろう」と待ち伏せることになりました。ジェームズはNikon FTNをセットして、砲撃をまちかまえることにしたのです。 30秒、あるいは60秒の長時間露光で撮影し、現像した写真には、以下のようにものすごい光景が写っていました。 1. M42対空砲の40㎜が掃射。 2. そのあと、山腹に照明弾が撃ち込まれます。左側からは軽機関銃によって掃射が行われています。