岐阜県美濃加茂市で昨年8月、ヤギを盗んで食べたとして、窃盗罪などに問われたベトナム国籍の男2人に対し、岐阜地裁(四宮知彦裁判官)は27日、懲役2年執行猶予3年(求刑懲役2年)の有罪判決を言い渡した。技能実習生として来日した1人は判決前、朝日新聞の取材に対し、「ベトナムの仲介会社にだまされた。日本人を恨んではいない」と話した。 2人は、いずれも無職で愛知県春日井市のブイ・バン・ビ被告(22)と、レ・テ・ロック被告(30)。在留期間が切れているため、今後、強制退去処分になる見通し。 判決によると、2人は仲間と共謀し、昨年8月9~10日、美濃加茂市の公園で除草用に飼われていたヤギ2頭(時価計約7万円)を盗むなどした。犯行前に下見をするなど計画的な面もあり、ビ被告は捕まえて運び出す実行役、ロック被告は運転手として積極的な役割を果たした。 ロック被告は25日と26日、… こちらは有料会員限定記事です