「世界のホンダ」の創業者・本田宗一郎氏が、人生で一度だけソニーで行なったというスピーチを書き起こしました。落語のような軽快なしゃべりの中で、人材活用。1976年の貴重な映像。 <以下、本田宗一郎> ただいま紹介にあずかりました、本田でございます。えー。僕の碁はザル碁、いや碁じゃない、将棋でございます。僕は「王様」なしで、いっぺん将棋をやってみたいと思っているんですよ。安心してやれるからね。 「王様」があるために、こっちは苦労してるんですよ。そうすりゃ角と飛車をしっかり守ってりゃいいんだからね。まあ、そのくらいのもん、そのくらいの程度のもんですよ、僕は。 そのとこへ、升田(幸三)名人がひょっと来て。「おー。お前のうちは、うまく『歩』を使ってるな」と、こういう話なんですね。「『歩』というものは、素晴らしいものだよ」と。 「『歩』というものは、敵陣に行けば『金』になる」と。だから、「取られても、
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