モウリーニョは、サッカーチームのチェルシー(イングランド)、インテル(イタリア)、レアル・マドリード(スペイン)と欧州三大リーグすべてでチームを優勝に導いた、新時代の名監督です。 他にもポルト(ポルトガル)、インテル(イタリア)をヨーロッパのチャンピオンズリーグで優勝に導くなど、サッカー監督としての実績はとにかくすごいのですが、彼は選手からとても愛されていることでも知られています。 サッカーの技術や戦術うんぬんというよりも、人心掌握・心理術の達人なのです。 今日は本『モウリーニョのリーダー論 世界最強チームの束ね方 』から、リーダーとして最強チームをつくる方法を考えてみましょう。 1. リーダーシップに最も重要なのは信頼関係 リーダーシップを発揮するうえでもっとも重要視されるのは、信頼関係を築き上げる力だ。この点で、モウリーニョはまさに偉大な達人である。彼は決してピラミッドの頂点にいる存在