ファジートレース理論をご存知ですか? 難しそうな名前とは裏腹に、非常にシンプルなアイデアを指す言葉です。要するに、人の記憶には2種類あるというお話。 逐語的記憶と要旨的記憶 そのひとつは「逐語的記憶」(verbatim memory)と呼ばれるもので、過去の経験や学んだことを詳細かつ正確に記憶しているもの。例えば、何十年も前に小学校で覚えさせられた詩をいまだにそらんじることができるのは、逐語的記憶によるものでしょう。もうひとつが「要旨的記憶」(gist memory)と呼ばれるもの。これは、文脈に強く依存する記憶で、逐語的な記憶はなくても、小さな記憶や知識をパーツとして頭の中で構築されるものです。 誰しも両タイプの記憶を持っていますが、どちらが優勢かは人それぞれ。経験上、私は「要旨的記憶」が得意だと思います。なぜなら、逐語的な記憶がまったくなかったのに、ある瞬間に過去の出来事や想いが鮮明に
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