実は、きっかけとなったSEO記事には被リンク以外にも不適切な内容が多い(正しいことも書いているし、糾弾するつもりはないので具体的なURLにはここでは触れない)。SEOのことを多くの人が知るようになるのは嬉しいことだが、誤解を招くようなSEOは広まってほしくない。 被リンクに関して言えば、松尾氏が言うように、悪とみなされるようになったのは、「順位操作のための人工リンク」であって、「被リンクそのもの」ではない。 大切なのは検索ユーザーのニーズを理解して、そのニーズに応える「価値のあるコンテンツ」を提供することなのだが、その「価値」の判断に、まだ被リンクがそれなりの役割を果たしていることに変わりはないのだ。 もちろん、どこかのタイミングで、検索エンジンが掲載順位を決定する要因のなかでリンクの比重が極度に低くなり、もっと別の要因が主流になることもあり得る。ソーシャルシグナルをグーグルが問題なく処理