幸福な若者論と、無理ゲーな就職論がクロスオーバーする昨今、社会における若者の位置づけが実にむつかしくなってきており、ネタとしての「若者の○○離れ」による各クラスターの高齢化が中高年以上の不安の原因になっているように思えるわけです。 新春暴論 ――「幸福」な若者を見限ろう 山口浩 http://synodos.livedoor.biz/archives/1877537.html 『絶望の国の幸福な若者たち』は良書でした。もっとも、私の社会学方面の文献を読む力が不足していて、何もそういう回りくどい説明をしなくてもいいのにと思っていたら、そういう方面の人が「読みやすい」と絶賛していたので、改めて私の読解力の足りなさを実感したわけですけれども。 若者論が、往々にしてそれを語る年配者の自己の不安の投影であるというのは当然であるとして(当たり前だろ)、やっぱり何者でもない自己が若者を語るときの空しさ、
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