Inc.:信じられないような実話をひとつ紹介します。ロボットの腕を動かして生活しているひとりの女性がいます。彼女の体はほぼ完全に麻痺していますが、体から離れたところにあるロボットの腕を動かしてコップをつかみ、口元まで運ぶことができます。脳に埋め込まれたチップが、神経細胞の電気信号をとらえ、ロボットに指令を出すのです。 とはいえ、研究者たちが人間の脳について知っていることは、外国人が飛行機の窓から見下ろして、その国の政治についてわかることと同程度です。つまり、脳科学には信じられないほどの可能性があるのです。ただし、人間の脳を完全に解明するには途方もない時間がかかるでしょう。 アメリカのニューヨーク市で開かれた「World Science Festival」のホスト役であるRobert Krulwich氏は、パネラーとして参加した研究者や脳科学者に次のように問いかけました。今後、脳に関して科学
「あの人はデキる人だ」、「彼は誰よりも利口だから」などと他人を評価することがあります。しかし、それらはすべて口にした人の感覚でしかありません。「IQテストの結果が良ければ賢い」とも言えるのかもしれませんが、どこか腑に落ちない気持ちも残ります。そもそも「人の知能とは何であるか」という観念的な問いを思い浮かべはじめた時、兄弟メディアのKotakuに「今の科学では賢さは証明できないらしい」という記事を見つけました。やや難しい部分もありますが、非常に興味深い考察です。以下、こちらの記事より転載します。 よく「賢いね」なんて言葉を聞きますが、その「賢さ」って何でしょうか? 「賢い=頭が良い」のだとしたら、学校の成績が良いとか、IQが高いとかですかね。でも、それだと何だかしっくり来ない気がしませんか? 残念ながら、1世紀半近くの検査と数十年の神経科学にも関わらず、未だに「賢さ」を証明することは出来てい
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