神奈川県小田原市飯泉の民家で住人の大工原田米三さん(当時66歳)が殺害された事件で、強盗殺人容疑で再逮捕された住所不定、無職松原守美被告(40)(詐欺未遂罪などで起訴)が、「原田さんから借りた金を秋葉原のアイドルにつぎ込んでいた」などと供述していることが28日、捜査関係者への取材で分かった。 県警は、松原被告が生活費のほか、好きなアイドルのイベント参加費などに充てるため、原田さんから借金を繰り返していたとみて調べている。 捜査関係者によると、松原被告は2001年頃、当時勤めていた同県南足柄市の建築会社の下請けで働いていた原田さんと知り合い、11年頃から借金を繰り返すようになった。松原被告は、当時から東京・秋葉原の小劇場などを中心に活動する「地下アイドル」のファンで、度々秋葉原に足を運んでいたという。 松原被告は今年1月、横領容疑で県警に逮捕された。松原被告はその際も、秋葉原近くの雑居ビルで