2014年2月、Z会のアニメーションCM「クロスロード」が、放送されるやいなやネット上で大きな話題となった。別々の場所に住む受験生の少年と少女が一念発起して「Z会の通信教育」で勉強をはじめ、やがて受験に挑み、合格発表の会場で出会うドラマ仕立ての内容。15秒、30秒、120秒の3バージョンが存在し、120秒バージョンはYouTubeで190万回以上も再生された。この劇場用作品と見まごう美麗な作品を手がけたのが新海誠監督だ。アニメCMの分野ではダントツの指名率を誇り、各社からのCM制作オファーが殺到している同氏に、商業アニメとは違った企業CMアニメ制作の内情や心構えについて、聞いてみた。 ■プロフィール 新海誠【しんかい・まこと】 アニメーション監督。パソコンソフト会社に勤務の傍ら自主アニメを制作。2000年に『彼女と彼女の猫』で第12回CGアニメコンテストのグランプリを獲得する。2002年に
![成功するアニメCMのつくりかた 新海誠監督インタビュー(前編)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b7ba4f77554da8819ff921084ca427f3c41219d2/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fgari-gari.jp%2Fwordpress%2Fwp-content%2Fuploads%2F2014%2F10%2Fmakoto_shinkai_wide_logo.jpg)