労働市場の流動性が高まり、「一流大学を出て大手企業に就職すれば一生安泰」という図式が崩れた時代だからこそ「大学教授になろう」と大胆な提案をしているのが『ビジネスマンが大学教授、客員教授になる方法』(中野雅至著、ディスカヴァー携書)の著者。 大学教授は、「博士号を取得し、助教、准教授を経ないとなれないもの。しかも、なれる可能性自体が低い」というイメージがあります。ところが著者によれば、いまやその半数が一般企業や団体からの転身組なのだとか。それどころか公募からの採用が一般的で、客員教授や特任教授なら、副業としてもこなしていけるといいます。 実際になれるかどうかは個々の力量にもよるでしょうが、それはともかく、同書のなかから、「大学教授だけが知っている少ない時間でインプット量を倍増させる3つの読書法」を引き出してみます。 読むに値するか値しないかを判断する 読書の基本は、必要なものと不必要なものを