つい先日、兵庫県の淡路島に生息するニホンザルの集団は、他の地域と比べて他者に優しい性質を持ち、「優しさ」に関係する遺伝子の構造にも、差があることを、京都大野生動物研究センターなどが発見したそうだ。 淡路島では群れの大半の180匹が集まって食べ争いもほとんどなかったのに対し、岡山県真庭市の集団では強いサルが弱者を追い払い、円内に入れたのは150匹のうち最大で20匹だったという。 その個体により、差はあるものの、優しい心を持つ動物は存在する。ここでは優しい心を持った13の動物を見ていくことにしよう。