3/11の東日本大震災は痛烈な津波を引き起こし、福島第一原発事故という二次災害へと発展した。サイエンス誌に発表された日仏研究によると、マグニチュード9の大地震は、富士山内部の圧力を上昇させていたというのだ。 「私たちの研究では、富士山がただちに噴火を始めるということはありません。しかし、危機的な状況にあるのは確かです。」と研究の筆頭著者であるフローレント・ブレングウェア氏は述べている。 研究では、日本のハイネット・システムというネットワークが収集した膨大なデータに基づき、地球内部のエコー測定が実施された。そこでは、以前はただのノイズとしてデータから除去されていた「地震ノイズ」というものに焦点が当てられた。 「地震波は非常に長い距離を伝わり、地球を何往復もする。この波は衝撃波のように、地球内部に破損や亀裂を生む。ほとんど気づかれることのない地下からのノイズを記録することで、日本地下にある断層
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