関連トピックス枝野幸男原子力発電所 枝野幸男経済産業相は28日発売の著書で「事故が起こったときのコスト負担を考えれば、原発の運営は民間企業に任せることはできない」と記し、原発の国有化を提案した。「脱原発」や電力会社の発送電分離を進めやすくする狙いだ。 著書は「叩(たた)かれても言わねばならないこと。」(東洋経済新報社)。脱原発の必要性を訴えて、「国がリスクを負担する代わりに、稼働や廃炉の時期をコントロールできる決定権を持つようにする」という国有化を掲げた。脱原発は、(1)安全確認できた原発は再稼働するが、安全基準に達していない原発は廃炉(2)安全度ランキングの低い順に計画的に廃炉――の2段階で進めるとしている。 ただ、「最後まで残る問題」に使用済み核燃料の処理を挙げ、「最後は電力消費地がこれまでの原発依存度に応じて受け入れざるを得ない」との案を示した。 続きを読むこの記事の続きをお読