世界文化遺産に登録された富士山で環境保全などに役立てるため、山梨県と静岡県が登山者に任意で1人当たり1000円の入山料の負担を求めたところ、3日までの10日間で3万4000人余りが協力し、およそ3400万円が集まりました。 富士山の入山料は山梨県と静岡県が先月25日から「富士山保全協力金」の名称で試験的に導入し、3日までの10日間にわたって、登山者に任意で1人当たり1000円の負担を求めてきました。 その結果、4つの登山口で合わせて3万4327人の登山者が負担に協力し、およそ3413万円が集まったということです。 登山口ごとに見ますと、最も多かったのが山梨県の吉田口で1915万円余り、静岡県の富士宮口が832万円余り、須走口が491万円余り、御殿場口が173万円余りでした。 このうち、登山者の数をカウントしている吉田口では、登山者のおよそ60%が入山料を負担したということです。 山梨県の横