北大西洋(North Atlantic)を無人で漂流中のロシア客船「リュボーフィ・オルロバ(Lyubov Orlova)」(撮影日不明)。(c)AFP/DIETMAR HASENPUSCH 【2月22日 AFP】遺棄されたロシアの客船「リュボーフィ・オルロバ(Lyubov Orlova)」号が、無人のまま警告灯も付けず、アイルランドの西方沖およそ2400キロメートルの大西洋を漂流している。 リュボーフィ・オルロバ号は、債務不履行のため2010年9月にカナダの港で同国当局に差し押さえられた。このほど廃船が決まり、先月23日、タグボートにえい航されてカナダの港を出港しドミニカ共和国の廃船処理場に向かったが、翌日にケーブルが破損したため国際水域で立ち往生。カナダの海底油田作業船アトランティック・ホーク(Atlantic Hawk)号が同号のえい航を試み一度は成功したものの、同号は再び漂流を始め、
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