「日本中、細い道です」と意見を述べてくださった、イエメンさんは、こう語ります。『地方、山間部どころか、東京の私鉄沿線も、車幅の狭い道がいっぱいあります。お互いさまで、みんなが気持ちよく使うべき道路がほとんどです。普段、40~50km/hで走れればいいほうです。そんなこんなで、80%の満足度、使用頻度、日本の道路状況を考えれば、必要かつ十分でしょう。軽自動車は、日本で育った文化じゃないですか』 まさに、軽自動車は日本の道路事情にうってつけの存在です。いまから45年ほど前の1960年代後半に、小型車のトヨタ・カローラや日産サニーが誕生しました。 そこから、クルマの保有台数は急速に増えます。日本のモータリゼーションのはじまりです。道路も駐車場も、そこから整備が進みました。 当時のカローラやサニーの車体寸法は、ほぼ現在の軽自動車に相当します。どうりで、いまの軽自動車が、日本全国で使いやすいわ