私は好きじゃなかったんですよね。本番はともかく練習は暑くてきついしね。小学校から何年間もこんなしんどいことやらすなよと思ってました。最大限譲歩して本番だけでいいよあんなもんと思ってました。中学は漢文学同好会で、高校は文芸部に入っていた私にはしんどかったです。それはいいとしてですね。思い返せば学校の行事のほとんどが自分にとっていらないものだった気がしてきたんですよ。手始めに学芸会とか文化祭とか修学旅行とかも無くしてしまえと思いました。次に、長いだけで誰も聞いてないような話を延々とする始業式とか終業式とかもいらないなと思いました。そうする内にいらないと思うものが増えていきました。入学式も卒業式も卒業アルバムも。林間学校も臨海学校も。学級委員も生徒会も。普通の宿題も夏休みの宿題も。合唱コンクールも。全校生徒総出での野球部の応援も。応援の時の野球部のコールも吹奏楽部の楽器演奏も応援団の声援も。鉛筆