日本銀行が白川方明総裁の下で事実 上のインフレ目標を初めて導入してから半年。外国為替市場では日銀の デフレ克服姿勢に対する疑念が強まっており、一時期盛り上がった円安 期待は剥げ落ちている。 日銀は2月、前年比1%の物価上昇を当面目指して、強力に金融緩 和を推進すると表明。日銀のリフレ政策に対する期待から、外為市場で は3月半ばにかけて対ドルで11カ月ぶりに1ドル=84円台まで円安が進 んだ。しかし、国内輸出企業が安堵するのも束の間、間もなく円は上昇 に転じ、期待されたほどの積極的な追加緩和策がとられないまま、6月 には2月の日銀会合時の水準まで値を戻した。 6月の消費者物価指数(生鮮食品を除いたコアCPI)は2カ月連 続のマイナスとなり、目標には程遠い状況。それでも日銀は今月、4会 合連続で追加緩和を見送った。こうした中、シカゴ通貨先物市場では円 の買い越しが約5カ月ぶりの水準に拡大してい
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