リーマン破綻による金融混乱が続き、今年 1-3月のGDPは(年率換算で)マイナス 15%にもなるらしい。これでひとつ思い出した記事があるので、それについて書いておきます。 旅行中に読んだ週刊現代のGW合併号に堺屋太一氏が書いた記事です。 関西出身、元通産官僚で作家、“団塊世代”の名付け親でもある堺屋氏は、ちきりんの尊敬&信頼する洞察家のひとり。今回の記事も“なるほど”ってことでちょっと感心しました。 今日の発表とも絡みますが、IMFが発表している今年の先進国成長率予想“米国はマイナス 2.6% ,日本がマイナス 6.2% ”という数字をあげ、 「なぜ日本経済だけがこれほどの惨状に陥ってしまったのでしょうか」と問いかけ、その答えとして、「直接の原因は輸出の落ち込みですが、その背景にあるのは、官僚による「3つの偽り」の弊害です。」と指摘しています。 「3つの偽り」とは? 1.「偽りの自由化」
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