日本が独自に定義している病気「肥満症」への認識を世界に広め、早期治療につなげる運動を、日本肥満学会(大阪市淀川区)が始めた。 世界の肥満人口は21億人。海外では病気という認識がなく重症化する例も多い。日本の肥満対策は効果を上げており、世界からも注目されている。同学会は、肥満症の定義の国際基準化を目指し、国際会議でも提唱する。(国際部 佐藤友紀) 「肥満は世界的に増えているが、外国ではリスク要因とは捉えても、一定の条件にあてはまれば病気だという発想がない。糖尿病や高血圧の治療は行っても、肥満の治療を行わないから根本的解決にならない」。同学会の春日雅人理事長(国立国際医療研究センター総長)は、国際基準にする意義をこう話す。
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