都内の東京証券取引所(Tokyo Stock Exchanges)の電光掲示板の前を通る人々(2013年5月17日撮影、資料写真)。(c)AFP/KAZUHIRO NOGI 【5月22日 AFP】欧州の不況が深まるなか日本経済が回復しつつあることを受けて、欧州諸国では緊縮から刺激策への路線変更を求める圧力が高まっている。 16日に発表された日本の2013年1~3月の経済成長率は高水準を記録。その数週間前に安倍晋三(Shinzo Abe)首相率いる新政権と日本銀行(Bank of Japan、BOJ)の新執行部が、世界第3位の日本経済の刺激策に着手したばかりだった。 「なんという違いだ」と語るのは、ベレンベルク(Berenberg)銀行のシニアエコノミスト、クリスチャン・シュルツ(Christian Schulz)氏。「緊縮策と改革という困難な道を行くユーロ圏が1~3月期もマイナス成長だった