過去30年で最も姿を変えた商品と言えば、電話だよね。 今から30年前の1983年にはNTTという会社さえ存在せず、それは“電電公社”(日本電信電話会社)と呼ばれてた。 彼らは当時、国内電話市場を独占しており、ちきりんが実家から独立して部屋を借り、「新たに電話を引きたい」と言いに行くと、「じゃっ、権利金 7万何千円払ってください」とか言われた。 東京で初めて借りたアパートの家賃が 3万円の時代に、電話の権利金が 7万円もしたんだよ。(工事費とか別で・・) しかもその頃、日本には“ケータイ”どころか留守番電話さえなかった。あったのは真っ黒で、ジーコジーコとダイヤルを回す式の電話のみ。 民営化の話が出始めた最後のころに、ようやく外見がカラーのプラスティックに替えられたのと、ボタンを押す式のが出始めたかなという程度。それが 30年前なんです。 その後、電電公社が民営化されて NTTと名前を変えた直