ケーブルが切れ、傾いたつり橋。つり橋の下を走る国道は通行止めとなった(10日、浜松市天竜区水窪町奥領家で) 10日午前10時半頃、浜松市天竜区水窪町奥領家の国道152号上にかかる鉄製の歩行者用つり橋「第一弁天橋」(地上約6メートル)で、橋を支えているワイヤケーブル2本のうち1本が切れ、橋の一部が大きく傾いた。 同橋が崩落する恐れがあることから、橋と国道を管理する浜松市は、付近の国道152号を通行止めにした。再開のめどは立っていないという。 天竜署によると、ケーブルが切れた時には、駅伝の練習で男子高校生7人が同橋を渡っている最中だったが、傾いた瞬間に手すりにつかまるなどして落下を免れ、けがはなかった。 浜松市道路課によると、同橋は全長約32メートル、幅約1メートル20で、1965年に完成。市職員が月に3回程度、目視で確認しているというが、異常は見つからなかったという。