今回は逆ナンとかではなく、月島でもんじゃ焼きを食べた話です。 姉「ねえ、今度お父さんとあたしたちと3人で箱根に旅行に行かない?ほら、紅葉とか綺麗だろうし・・・」 暇「いいよもうそういうの」 姉「・・・え?」 私には母親がいなかったので学校から帰って話す相手も用事を頼む相手も父だけだった。 父の関心を引きたくて勉強も絵も作文も頑張った。とりたてて喜んでくれることも褒めてくれることもなかったが、それ以外にどうすれば振り向いてもらえるのか分からなかった。 私にとって父は絶対的な存在だったので反抗なんてする気も起きなかった。父の言うことはすべて正しいし私の考えることの方が間違っている。色々なことがうまくいかないのもきっと全部自分が悪い。 「大人しい子どもだねえ」等とイヤなことを言われたり、食べられない量のご飯を無理やり食べさせられるからお婆ちゃんの家には行きたくなかったけど、そんなことを言えばお父
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