鬼にも友愛を――。節分の3日、鳩山由紀夫元首相が北海道室蘭市に建設した「友愛会館」で恒例の豆まきが行われた。政治家時代から友愛を唱えてきた鳩山氏だけに、豆まきには鬼も「まく側」として参加。相手がいない奇妙な豆まき風景に地元住民も困惑顔だ。 鳩山氏が運営する財団が2013年、室蘭市に完成させた友愛会館は「ユキオハウス」とも呼ばれ、国後島にある「日本人とロシア人の友好の家」(通称「ムネオハウス」)と並ぶ北海道2大ハウスとして、道民の間ではへーベルハウスやハウス食品以上の知名度を誇る。 この日ユキオハウスで行われた「節分と友愛の集い」には、館長の鳩山氏と色とりどりの鬼30人が参加。「鬼は外という意味で申し上げたわけではない」の掛け声に合わせ、枡に入った道産大豆40キロを6時間にわたってまき続けた。 鳩山氏は取材に対し「宇宙的観点から見れば、鬼も人間も同じ生き物です。友愛の精神に基づけば、何