人間の記憶があまりあてにならないということは何度かお伝えしたかと思う。「誰かがその時のことを”ハッキリと覚えている”と言っても、私はただ一笑に付すだけだ。」と神経学者ドナ・ブリッジがかつて語ったように、我々の記憶は常に流動的だ。 事故のせいだろうと、誰かに操られていようと、そんなことは関係がない。この記事を読み終えた時点で、すでにあなたの記憶はいつの間にか変わってしまっているはずだ。それほどまでに人間の記憶力というものは脆く、自分を守る為、有意になる為の潜在意識が働いているのだ。 10. 嘘のつき方で記憶力が変わる この画像を大きなサイズで見る 嘘のつき方によって、その嘘を覚えておけるかどうかが左右される。例えば、ありもしない出来事を相手に伝えるために細部まで込み入ってつく嘘「虚偽描写」と、単純に真実でないことを告げるだけの簡単な嘘「虚偽否定」では、前者の方がはるかに記憶に残り易い。 これ