「トマトとスポーツとの相性は抜群なはず。なのになぜわれわれは、スポーツをしながらトマトを食べないのだろう?」――農学博士であり、カゴメ社員の鈴木氏は考えた。そして気付いた。「トマトにはモバイル性がないからである」(鈴木氏)。 そこで開発されたのが「ウェアラブルトマト」。走りながらトマトを補給できる、これまでにない画期的なデバイスだ。明和電機とタッグを組み、2月19日ついに完成した。 これがウェアラブルトマトだ! 優しくも、がっちりとつかむ このウェアラブルトマトは、通称「トマタン」。トマタンには最大6個のトマトを装備でき、足の裏に付いているボタンを押すと背負っているトマトを口まで運んでくれる。重さ8キロ。肩に乗せているためそこまで重く感じないという。 鈴木氏がポチッとスイッチを押すと、トマタンは手を後ろへと持っていき、トマトを1つきれいに持ち出して鈴木氏の口元へと運んだ。 ランニングマシン