「お客様を育て、守るという志には銀行員の使命感と誇りを感じる」。三井住友銀行の国部毅頭取は1日、来春入社する学生の内定式で、TBSで放映されたドラマ「半沢直樹」の主人公を手本にしてほしいと呼びかけた。 国部氏は主人公の銀行員、半沢直樹が、役員などと衝突しながら取引先を守った行動を評価。ドラマでは不正融資や行き過ぎた出世競争なども描かれたが、国部氏は「(ドラマに出てきた)部下の手柄は上司の手柄、上司の失敗は部下の責任というような悪い上司は当行にはいない」と断言。学生の“不安”にも配慮した。東京、神戸の2会場を中継で結んだ内定式には1231人が出席した。