日本の経済運営が焦点の一つとなったモスクワでの主要20か国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議(15~16日)で、麻生副総理・財務相が無難なデビューを飾り、存在感も発揮した。 黒のソフト帽に淡い水色のマフラー姿といういでたちに、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは「ギャング・スタイル」と題し、「元首相で、72歳の麻生氏は粋な着こなしで知られている」と紹介した。 1977年にベストドレッサー賞を受賞した経験のある麻生氏は、国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事とお互いのおしゃれのセンスを褒め合い、ファッション談議に花が咲いた。 また、G20会議の会場で、日本の卓上マイクが故障するハプニングに見舞われたが、麻生氏は「(マイクは)日本製じゃないから」と得意の英語で軽妙なジョークを飛ばし、各国関係者の笑いを誘ったという。