ソマリアの首都モガディシオ(Mogadishu)の病院のベッドに横たわる栄養失調の赤ちゃん(2013年4月24日撮影)。(c)AFP/Carl de Souza 【5月2日 AFP】国連食糧農業機関(Food and Agriculture Organization、FAO)と飢餓早期警報システムネットワーク(FEWS NET)は2日、北アフリカのソマリアで2010~12年に約26万人が飢餓のため死亡したとの報告書を発表した。半数は5歳未満の幼児だという。 2011年にソマリアを襲った干ばつによって起きた飢饉の被害について、科学的手法に基づく統計が出されたのは今回が初。報告書によると「2010年10月~12年4月に、飢饉と食料不足のため約25万8000人が命を落とし、このうち13万3000人が5歳未満の幼児だった」という。 飢饉は2011年7月にソマリア南部のバクールなどで宣言され、すぐに