パリ(Paris)郊外で、約800人のロマ人が警察により強制退去させられたキャンプに立つ警官(2013年11月27日撮影)。(c)AFP/KENZO TRIBOUILLARD 【1月16日 AFP】フランスで、2013年に国外退去処分を受けたロマ人の数が、前年の2倍以上に急増し、過去最多の1万9380人に達したとする2人権団体による合同報告書が14日、発表された。同国のフランソワ・オランド(Francois Hollande)大統領はこの報告を受け、政府が掲げるロマ人排除政策を改めて擁護している。 非政府組織(NGO)「人権連盟(LDH)」と「欧州ロマ人権センター(European Roma Rights Centre、ERRC)」は、当局によって強制退去させられたロマ人の数は、2012年に9404人、2011年には8455人だったと述べ、「強制退去はほぼ毎回、きちんとした替わりの住居も社