今、“こじらせ女子”が続々現れている。現れている、というと正確ではない。AVライター雨宮まみさんのエッセイ『女子をこじらせて』(ポット出版)を読んだ女性からの共感や同意、または「イタい」といった感想が渦巻いているのだ。同書は文字通り、雨宮さんが“女子をこじらせた”半生を描いた自伝。中学に入り“美人”・“カワイイ”・“ブス”判定をされ「自分に勃起する男などいない」とまで悩む。初体験を済ませてからも、そのオトコを忘れるためにセフレを作り、「この世の無情を思いました」といい、にきびが治って女としてのコンプレックスが和らいでからは「美人で得をしている」と攻撃され、相変わらず恋愛ではひどい目に遭い「地獄だと思いました」という、女の業の修羅を赤裸々にしている。 『女子をこじらせて』は発売前から話題を呼び、ジュンク堂新宿店で12月10日に開催された雨宮さんと元AV女優でライターの峰なゆかさんとのトークセ