柏レイソルとの開幕戦はオイラにとって醜いものになってしまった。 試合そのものは、新生FC東京にふさわしい見応えのあるものだったに違いない。「違いない」と書いたのは、ある一人のサポーターのために観戦を台無しにされたからだ。 以下、長文てす。 台無しにさせたサポーターを仮に「莫迦者(ばかもの)」と呼ぶことにする。 試合会場である日立柏サッカー場は狭くゴール裏は朝の満員電車のようにひしめき合っている。観客席とピッチの距離は近く、選手の息遣い、駆け上がりの迫力はリーグ屈指で、興奮度の高いスタジアムだ。 莫迦者はゴールマウスをはさんで心臓部とは反対側の最前列、オイラの目前にいた。周りは女性サポ、家族連れも多く、いわゆる「ゆるい」応援と「熱狂」応援が入り混じっているエリアだ。 莫迦者は、年齢推定30代中頃、東京のTエンブレムをあしらった青いパーカー、黒いニット帽といったいでたちだ。 莫迦者とのやり取り