三省堂書店とBookLiveは12月19日、スマートフォンに本や雑誌の表紙をかざすことで、関連情報を閲覧したり電子版を購入できるARアプリ「ヨミCam」を共同でリリースした。来年3月から、同書店神保町本店(東京都千代田区)にて本格的に導入を開始する。 新しい本との出合いが難しいという電子書籍の課題とをリアル書店との連動で解決するのが狙いのサービス。店頭で気になる本を手にとり、手元のスマートフォンでアプリを起動してかざすことで、書店員によるPOPや関連情報を表示する。アプリ上に表示されたバーコードをレジで表示すれば、電子書籍を現金で購入できるのも特徴。購入により発行されたコードを端末に打ち込んでダウンロードする形だ。 三省堂書店はこれまでも店頭での電子書籍販売に力を入れており、デジタルサイネージ経由や表紙が印刷されたカードで購入できるようになっている。同書店企画事業本部の秋山弘毅 新業態事業