目の前を横切られると“不吉”など、時として好ましくない迷信の対象にさせられている黒猫。でも、米ワシントン州で暮らす15歳の“おじいちゃん黒猫”は、特に付近の子どもたちにとって安全を招いてくれる吉兆な存在と見られているようだ。1年ほど前から通学路上の交差点に現れるようになったこの猫は、毎日欠かさず中学校の交通安全指導員と共に生徒の登下校を観察。指導員の一員として受け入れられた今では、生徒と“挨拶”を交わしては、子どもたちを笑顔にしているという。 米放送局ABC系列KAPP-TVや米紙ニューヨーク・デイリーニュースなどによると、中学生の通学を見守るようになったのは、ワシントン州ウェストリッチモンドに住むタマラ・モリソンさんの飼い猫で、オスのセーブル。1年ほど前に現在の家へ引っ越してきたというモリソンさんは、学校の新年度が始まる昨年の秋ごろ、外に出ていったセーブルが「仕事を始めた」ことに気が付い