現役会計士が語るビジネス・会計・投資コラム このWebサイトに記載された事項は執筆者の私見であり、執筆者の所属ないし関係する機関・組織の見解ではないことをお断りしておきます。 「まだはもうなり、もうはまだなり」という投資格言があります。世界各国の大規模な金融緩和、財政政策でコロナショックの暴落相場は「もう底を打った」と思っている皆さんもいらっしゃるかもしれません。 ただ、今回は、コロナによる営業自粛、さらには原油価格の下落により、世界の実態経済は短期間の間に相当傷んでおり、その結果が多くの企業の決算数値に反映され始めるのは、2020年4月下旬以降となります。この決算数値をトリガーに、新たな信用収縮が起きる可能性は否定できません。 いくら株価が景気の先行指標であったとしても、ここからさらに第二波、第三波の暴落が来る覚悟は、過去の自身の拙い経験に照らしても、向こう1年程度はもっていた方が良いと