パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)ラファ(Rafah)のワリド空手学校で学ぶ子どもたち(2009年7月9日撮影)。(c)AFP/SAID KHATIB 【8月17日 AFP】空手名人が素手で瓦を割れる決め手は腕力ではなく、「脳の力」だとする研究結果を英インペリアル・カレッジ・ロンドン(Imperial College London)の研究チームが英医学誌「Cerebral Cortex(大脳皮質)」最新号に発表した。 同大医学部のチームが、空手の有段者12人と新人12人の2つのグループの「突き」を比較したところ、有段者には肩と腕の動きのピーク速度を調整する能力があり、高加速でより強い衝撃力を生み出していることを突き止めた。 次に2つのグループの脳スキャン検査を行ったところ、パンチ力の強い有段者の空手家の脳では、脳内の情報処理領域間の信号を伝達する白質の構造に変化があることが分