パナソニックは10月9日、同社がプラズマディスプレイパネル(PDP)生産から完全撤退すると伝えた一部報道について「当社が公表したものではない」とするコメントを発表した。「PDPの事業戦略についてはさまざまな検討をしているが、現在決定した事実はない」としている。 同日付けの日本経済新聞が電子版など各紙が、同社が2013年度末をめどにPDP生産を停止する方針を固めたと伝えた。生産拠点の尼崎工場(兵庫県尼崎市)は売却する方針だと報じている。 関連記事 パナも自社生産縮小 相次ぐコンデジ撤退・縮小 生き残りへ決断迫られるメーカー 低価格の国内向けコンパクトデジタルカメラについて、パナソニックが他社への生産委託に切り替える検討をしていることが分かった。業界では、オリンパスが低価格モデルから撤退するなど、生き残りをかけた動きが加速している。 パナソニック、個人向けスマホ開発から撤退 正式発表 パナソニ