玩具は軒並み品切れ状態、漫画連載も始まり、アニメの視聴率も好調――今、巷で『妖怪ウォッチ』が大ブレイク中だ。『妖怪ウォッチ』とは、2013年7月にレベルファイブから発売されたニンテンドー3DS用ゲームソフトである。出荷本数は70万本を記録。その後はアニメや漫画、玩具などにクロスメディア展開し、現在、小学生男子を中心に爆発的な人気を誇っている。また、バンダイから今年1月に発売された玩具は、いずれも発売当日からほぼ完売状態が続いており、最近では、限定のグッズショップが、あまりの商品の売れ行きに開店2日で営業を休止したことでも話題となった。 『イナズマイレブン』や『ダンボール戦機』を手がけてきたレベルファイブにとって、こうしたクロスメディア展開はこれまでにもあったが、ここまでのヒットはなかなか生まれるものではない。では、なぜ『妖怪ウォッチ』は、これほどまでに大ブレイクを果たしたのか。ヒットの仕掛
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