兵庫県川西市の中国自動車道上り線で10月、高さ11メートルの陸橋から自転車2台が相次いで投げ込まれた事件で、殺人未遂容疑で逮捕された少年4人(16~19歳)が1台目の自転車を投げ込み、走行車両に衝突する状況を見た後に2台目を投げ入れていたことが、捜査関係者への取材でわかった。 危険性を認識できたとみられる状況から、県警は、少年らに明確な殺意があったと判断している。 捜査関係者によると、少年らは10月14日午前1時53分、1台目の自転車を中国道に架かる陸橋から投入。走行中のトラックの前部に当たったが、重大な事故には至らなかった。この11分後、少年らは近くの駐輪場で新たに2台目を盗んだうえで投げ入れたという。最終的には計7台が自転車に乗り上げるなどした。 走行車両は当時、時速100キロ前後出ていたとみられ、県警は、少年らが執拗(しつよう)に自転車を車にぶつけようとしていることなどから悪質性が高