結論から言えば、ドラゴンクエスト10のダイス機能の提供が、サービス元であるスクウェアエニックスの明確な賭博を奨励する意図の元で行われていたのであれば、賭博罪の幇助と言えなくもない、というレベルの話なのですが…。 例えば、思考実験としてプラットフォーム会社やゲーム提供会社が、ユーザー間の競争を煽り、射幸心やのめり込みを企図しているという確定的な意志の元に、仮想世界上ではあるが現実に換金可能な有価証券となるデータを発行して景品の範囲ではない高額なデータをやり取りさせていたのであれば、現行法でもやれなくはないと思うのですが。 ただ、今回の件は、新清士さんらしいダイナミックな筆致で、真正面からダイス機能に斬り降ろしていったあたりに立ち上る黒煙を感じずにはいられません。これはきっと、煙の元では火の手が上がっているに違いない、と。 「ドラクエ10」揺るがす重大課題 基本機能を賭博に使うプレーヤー ゲー