かつて、来客時のお茶出しは事務や受付の方の仕事でしたが、今はそうした専任者が減り、誰もがするようになりました。いつどこで「お茶を出して」と頼まれるか分かりません。特に新人や若手社員の皆さんは頼まれる機会が多い上「ふだん日本茶を飲まない」「淹れたことがない」という方も多いようです。 最近は給湯器のお茶やペットボトルをお出しする会社も多いでしょうが、重要な会議や会合、また大切なお客様には、茶碗を茶托にのせて、日本茶をお出しする、というケースが出てきます。大事な会議を台無しにしないよう、基本のお茶の淹れ方と出し方をしっかりマスターし、自信を持って来客応対ができるようにしておきましょう。 日本茶の淹れ方 ■お盆に茶碗・茶托を別々にのせる お盆にお客様と自社の社員を合わせた人数分の茶碗・茶托をのせます。 その際、茶碗と茶托はセッティングせず、別々に置きます。茶托は重ねても良いでしょう。茶碗のかけ、ひ