フランス国営テレビ「フランス2」が放送した情報バラエティー番組で、サッカーのフランス代表と対戦した日本代表のGK川島永嗣に腕が4本ある合成写真を映し、司会者が「福島(第1原発の事故)の影響ではないか」とやゆする発言をしていたことが15日、分かった。 在フランス日本大使館は16日未明、同テレビに対し「(東日本大震災や原発事故の)被災者の心情を傷つけるもので遺憾。強く抗議する」とする文書を送達した。欧州メディアの間でも「行き過ぎ」などと問題視する見方が広がっている。藤村修官房長官は同日午前の記者会見で「不適切な表現があった」と不快感を示した。 13日夜に放送された番組の司会者、ローラン・リュキエ氏は、12日に日本が1-0でフランスに勝利した試合に触れ「日本には素晴らしいGKがいた」と述べた。しかし、直後にスクリーンに川島の合成写真が映し出され「私は福島の影響ではないかと思う」と発言。スタジオの