福島県警捜査2課の40代半ばの男性警部補が同県南相馬市内で自殺していたことが13日、県警への取材でわかった。同課では4月に課員2人が命を絶っており、今年3人目となった。 県警によると、警部補は12日午前、業務指導のため1人で南相馬市内へ捜査車両で向かった。予定の午後2時になっても福島市の県警本部に戻らず、携帯電話もつながらなかった。同課員らが捜索し、同日午後5時過ぎ、南相馬市鹿島区の山中で首をつって死亡している警部補を見つけた。近くの捜査車両にあった遺書には、上司などにあてて「信頼を裏切って申し訳ない」などと書かれていた。 同課では4月、課員の警部(当時51)が自殺し、上司の警視(当時52)が後を追った。県警は6月、警部の自殺はパワハラが一因などとして当時の課長を戒告の懲戒処分にし、更迭した。