アメリカ軍は、アフガニスタンで、イスラム過激派組織「イスラム国」の地域の幹部に任命されていた男ら6人を無人機による攻撃で殺害しました。 アフガニスタン南部のヘルマンド州の警察などによりますと、9日、ヘルマンド州でアメリカ軍の無人機が走行中の車両1台をミサイルで攻撃しました。 この攻撃で反政府武装勢力タリバンのアブドル・ラウーフ元司令官ら合わせて6人が死亡しました。 ラウーフ元司令官は2001年のタリバン政権崩壊後に拘束され、数年前までキューバにあるアメリカのグアンタナモ収容所に収容されていました。 しかし、最近、イラクとシリアで勢力を拡大した「イスラム国」に加わり、「イスラム国」がアフガニスタンとパキスタンを支配することを目指すうえで「副知事」と称する幹部に任命され、戦闘員の勧誘活動を行っていたということです。 アフガニスタンとパキスタンでは、地元のイスラム過激派組織のメンバーが「イスラム
「イスラム国」は、インターネットなどを通じて世界のイスラム教徒に向けて勧誘活動を展開しているほか、アメリカやフランスなどの市民を殺害するよう呼びかけていて、アフリカやアジアのイスラム過激派組織にも「イスラム国」に呼応する動きが広がっています。 このうちエジプト東部のシナイ半島では先月29日、「イスラム国」への忠誠を誓う過激派組織「エルサレムのアンサール団」が、軍や警察の施設、数十か所を攻撃し、兵士などおよそ30人が死亡しました。 さらに、先月27日には北アフリカのリビアでも、「イスラム国」に忠誠を誓う武装勢力が首都トリポリの高級ホテルを襲撃し、外国人など9人が死亡しました。 また、アルジェリアでは、「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ」から分裂したとみられる武装勢力が「イスラム国」の系列を名乗っていて、去年9月にはフランス人の男性を拘束し、殺害する映像を公開しました。 西アフリカのナイジェ
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